丹波三輪ファーム
丹波三輪ファームの作物

丹波大納言小豆

丹波市春日町で、地元の農家から受け継いだ種を大切に育てる、 大粒で風味豊かな小豆。 春からの土づくり、手摘みの収穫、むしろでの乾燥まで、 私たちの栽培をご紹介します。

兵庫県丹波市春日町|収穫:例年10月中旬〜11月下旬| 乾燥小豆:収穫・選別後、在庫に応じてご案内

丹波大納言小豆の特徴・商品情報

丹波三輪ファームの丹波大納言小豆
産地 兵庫県丹波市春日町・大路地区
作物 丹波大納言小豆(乾燥小豆)
特徴 大粒で深い赤色。煮ても粒の形が残りやすいことで知られ、 販売用の豆は一粒ずつ手選別します
味わい 豊かな豆の風味と、やさしい甘み。 農園では深みのある味わいを感じています
おすすめの料理 ぜんざい、粒あん、どら焼き、まんじゅうなど
種まき 例年7月中旬〜下旬(8月上旬になる場合もあります)
収穫 例年10月中旬〜11月下旬ごろ。天候・作付け時期により変動
収穫・加工 熟した莢を数回に分けて手摘みし、むしろでゆっくり乾燥。 脱莢後は全粒を一粒ずつ手選別
栽培方針 合成農薬・化学肥料を使用せず栽培。 有機JAS認証は取得していません
販売・購入希望 収穫量・選別結果に応じてご案内。翌シーズンの購入希望も受付

風味の表現には当農園の試食による感想が含まれます。 収穫時期や販売状況は年によって異なります。

購入希望・入荷のお問い合わせ

ご家庭でのご利用から、和菓子店・飲食店・小売店でのご利用まで、 ご希望の数量や時期をお知らせください。 乾燥・選別後の数量と品質を確認し、販売できる内容をご案内します。

購入希望の登録は無料で、購入の義務はありません。 商品の確保をお約束するものではなく、 数量・価格・お届け方法をご確認いただき、ご同意後に注文を確定します。

丹波の歴史とともに育まれてきた小豆

丹波大納言小豆は、大粒で美しい赤色、豊かな風味、 そして煮ても粒の形が残りやすいことで知られる、 国内でも評価の高い小豆です。 上質な和菓子づくりでは、一粒一粒の姿や食感が仕上がりを左右します。

私たちがこの小豆を育て始めたのは、いくつもの縁が重なったからでした。 丹波市春日町の大路地区に移り住んだ私たちは、 以前から丹波大納言の味わい、とりわけ和菓子のおいしさに魅力を感じていました。

丹波の大納言小豆は、1645年刊行の『毛吹草』にも 名産として記されていると伝えられています。 また、1705年には春日町東中(旧国領村)の良質な小豆が 献上品として選ばれたという地域の記録があり、 東中は丹波大納言小豆発祥の地として語り継がれています。 私たちの農園がある大路地区は東中そのものではありませんが、 同じ春日町の農業文化を受け継ぐ地域です。

さらに幸運なことに、近所には小豆の品質で何度も賞を受けた農家の方がいました。 私たちはその方から最初の種を分けていただき、 育て方についても助言を受けました。 地元の種と知恵を受け継いで栽培を始められたことを、大切にしています。

丹波大納言ならではの魅力

一般的な小豆と比べて粒が大きく、やや角張った俵形の姿と、 深い赤色が特徴です。 品種や調理条件にもよりますが、煮崩れしにくい性質が評価され、 ぜんざいや粒あんなど、豆の姿を生かす料理に適しています。

風味や香り、皮の食感も、丹波大納言が長く愛されてきた理由です。 ただし「大納言」という呼び名は大粒の小豆を広く指す場合もあり、 すべての大納言小豆が丹波大納言というわけではありません。 丹波には昔から複数の在来系統があり、 近代には栽培特性を安定させるための品種選抜も進められてきました。

私たちの種は春日町の経験豊かな農家から譲り受けたものです。 正確な系統名については、確認できた範囲でお伝えしていきます。

春から始まる土づくり

小豆は、私たちの農園で一年のうち最後に種をまく主要作物です。 通常は7月中旬から下旬に畑へ直接まき、 8月上旬が遅まきの目安になります。

そのため、春から初夏までの時間を土づくりに使えます。 畑の草を伸ばしては刈り、刈った草を土に戻します。 畑の状態によっては、土を整えるための間作も考えます。 自家製の堆肥、植物由来の有機物、もみがらくん炭なども活用します。

唐辛子の植え付けが始まる頃には、小豆の畝に厚くわらを敷きます。 雑草を抑え、乾燥を和らげ、 ミミズなどの土壌生物が活動しやすい環境をつくるためです。 種まきの際は約40cmごとにわらを分け、 土に小さな穴を開けて種をまきます。 二粒まいて発芽後に勢いのよい株を残すこともあります。 土を大きくかき回さずに栽培を始められる方法です。

枝を支え、自然の力を生かす

小豆は最初こそ着実に伸びますが、やがて横へ大きく枝を広げます。 枝は意外にも折れやすく、葉や莢が増えると重さで地面に倒れがちです。

そこで、私たちは成長に合わせて二段の支持ひもを張ります。 本葉が4〜5枚ほどになった頃、畝の両側に最初のひもを設置し、 成長に応じて高さを調整します。 株が茂ってきたら、さらに高い位置にもひもを張り、 枝が地面に広がりすぎないようにします。

小豆には小さく美しい黄色い花が咲きます。 蝶や蛾も訪れ、ときには幼虫が葉を食べますが、 私たちは植物を元気に育て、ある程度の食害を受け止められる状態を目指しています。 被害が無害というわけではありません。 それでも、合成農薬に頼らずに育てるための大切な考え方です。 私たちの小豆栽培では、合成農薬・化学肥料を使用していません。

鹿との知恵比べ

虫だけでなく、鹿も小豆が大好きです。 以前の年は農地全体を囲う電気柵に加え、 小豆畑の周囲にも二重目の電気柵を設置していました。 2026年は内側の柵を省いたところ、外側の柵を突破した鹿が入り込み、 植えた小豆のおよそ半分を食べてしまいました。

幸い、別の場所にも小豆をまいていました。 こちらはもともと旧水田の土に窒素や有機物を還元することを主な目的とした栽培で、 8月上旬の遅まきだったため株は小さめです。 それでも良い莢が育っています。翌年は二重の柵に戻すつもりです。

何度も畑を歩いて収穫する

小豆の収穫は一度では終わりません。 同じ株に、まだ緑の莢、色づき始めた莢、 すっかり茶色く乾いた莢が同時についています。

私たちは茶色くなった莢を軽くたたき、 中で豆がカラカラと鳴るかを確かめます。 十分に乾いたものから手で摘み取り、まだ青い莢は残します。 畑を3〜4回、ときには5回ほど回って収穫します。

熟した莢を放置すると、自然に裂けて豆が落ちたり、 雨で傷んだりすることがあります。 通常の収穫時期は10月中旬〜11月下旬ごろ。 気温や播種時期によって変わり、まれに12月まで残る莢もあります。

むしろでゆっくり乾燥、一粒ずつ手選別

摘み取った莢は、伝統的な厚いわらのむしろに広げ、 風通しを確保しながら乾燥を仕上げます。 乾いた穏やかな天気を選び、 強い直射日光に長時間さらすことは避けています。 湿度が低ければ、納屋で一晩乾燥を続けることもあります。 小豆に工業用の高温乾燥機は使っていません。

十分に乾いた莢は手で割り、小豆を取り出します。 大きな莢の破片を分け、風を利用して細かなごみを取り除きます。 しかし、私たちにとって大切な作業は、そこから先です。

一粒ずつ、目で確かめる品質

私たちはすべての小豆を一粒ずつ目で確認し、 色、形、大きさ、表面の状態や粒の充実具合を見ながら選別しています。 明らかな傷や変色だけでなく、微妙な色むら、 形の不ぞろい、小さな表面の傷なども確かめ、販売用の豆を選びます。

機械による選別には重要な役割があります。 粒の大きさや異物を分ける機械に加え、 近年の色彩選別機は比較的小さな色の違いも検出できます。 ただ、私たちが求めているのは、 単に目立つ欠点のある豆を取り除くことだけではありません。 丹波大納言らしい深い赤色や整った姿を含め、 自分たちが納得できる仕上がりかどうかを、一粒ごとに判断したいのです。

当然ながら、とても時間のかかる作業です。 それでも、ぜんざいや粒あんのように豆そのものの姿が料理の印象を左右するものでは、 一粒一粒の美しさにも意味があると考えています。

お客様にお届けする袋の中身は、ただ収穫した小豆ではなく、 私たち自身が確かめ、選んだ小豆でありたい。 それが丹波三輪ファームの手選別に対する考え方です。 手選別だけで味の良さが保証されるわけではありませんが、 最終的な品質を自分たちの目で確認できることを大切にしています。

食べてわかる豊かな味わい

私たち自身は、この小豆に深く豊かな味わいと、 やわらかな口当たりを感じています。 最初は、自分で育てたからおいしく感じるだけかもしれないと思っていました。

ところが、小豆のお菓子をよく作る方々に食べていただくと、 味の濃さや奥行きについて似た感想をいただきました。 翌年の収穫分も購入したいというお声をいただくこともあります。

ゆっくり乾燥させ、丁寧に扱うことで、豆の色や食味を大切にしたいと考えています。 ただし、乾燥方法が風味に与える効果を科学的に比較したわけではありません。 何よりも、実際に調理してくださる方々の反応を大切にしています。

ぜんざい、粒あん、そして和菓子へ

丹波大納言の魅力を楽しむ料理として、私たちが特に好きなのはぜんざいです。 大きな豆の形が器の中に残り、見た目にも美しく、 豆の食感と風味を存分に味わえます。

粒あんを使ったどら焼きやまんじゅうなど、さまざまな和菓子にも適しています。 豆そのものの姿と味わいを楽しむ料理で、 丹波大納言の魅力を感じていただければと思います。

この土地で育て続ける理由

丹波大納言小豆は、私たちにとって単なる作物ではありません。 春日町の農業の歴史、種を分けてくださった近所の農家の知恵、 そして日々の畑仕事がつながる存在です。

土づくりも、支柱の工夫も、輪作も、毎年少しずつ学びながら続けています。 順調な年もあれば、鹿との交渉がうまくいかない年もあります。

それでも目指すことは変わりません。 よい豆を育て、収穫から乾燥、選別まで丁寧に扱い、 この土地らしい味わいをお届けすることです。

農園全体の栽培方針は、 「私たちの育て方」 をご覧ください。

購入希望・業務用のご相談

次の収穫に向けた購入希望を、年間を通して受け付けています。 ご希望の数量、時期、お届け先の市区町村をお知らせください。 ご家庭のほか、和菓子店、飲食店、小売店などからのご相談も歓迎します。

収穫量と乾燥・選別後の品質を確認し、 ご用意できる数量・価格・送料を含む合計金額・お届け方法をご案内します。 在庫がある場合は、その時点で販売できる内容をお知らせします。 内容をご確認いただき、ご同意いただいてから注文を確定します。

登録は無料で、購入の義務はありません。 商品の確保や一定数量の供給をお約束するものではありません。 季節の地域配送や発送方法は、上記のご案内ページをご覧ください。

出品中の商品は、 当農園のメルカリ出品一覧 でもご覧いただけます。 メルカリでのご購入は、メルカリ内でお手続きください。

よくあるご質問

丹波大納言小豆とは何ですか?

丹波地方の歴史と深く結びついた大粒の小豆です。 赤い色、豊かな風味、煮たときの粒の美しさなどが評価され、 和菓子によく使われます。

普通の小豆と何が違いますか?

一般的に粒が大きく、豆の形を生かす料理に適しています。 風味や食感は品種、栽培条件、調理方法によっても変わります。

「大納言」ならすべて丹波大納言ですか?

いいえ。「大納言」は大粒の小豆を広く指すことがあります。 丹波大納言には地域の歴史と、それに結びつく品種・系統があります。

なぜ春日町が産地として知られているのですか?

春日町東中は丹波大納言小豆の発祥の地と伝えられ、 1705年の献上に関する地域の記録でも知られています。 農園は同じ春日町の大路地区にあります。

煮ても粒が残りやすいのはなぜですか?

大納言系の小豆は、調理時に粒の形を保ちやすい性質が評価されています。 ただし、煮方や豆の状態によって仕上がりは変わります。

どこで栽培していますか?

兵庫県丹波市春日町の大路地区です。 栽培を始めたときの種は、地元の経験豊かな農家から分けていただきました。

いつ種をまき、いつ収穫しますか?

通常は7月中旬〜下旬に直播きし、10月中旬〜11月下旬ごろに収穫します。 年によって時期は変わります。

農薬や化学肥料は使っていますか?

合成農薬・化学肥料を使用せず、 堆肥、草やわらの有機物、土づくりを重視しています。 有機JAS認証は取得していません。 詳しくは 「私たちの育て方」 をご覧ください。

どのように収穫・乾燥しますか?

熟した莢を何回かに分けて手摘みし、わらのむしろでゆっくり乾燥させます。 脱莢や最終選別も手作業です。

手摘みにはどんな意味がありますか?

莢の熟す時期がそろわないため、 乾いた莢だけを選んで収穫し、未熟なものは株に残せます。

おすすめの食べ方は?

大きな粒を楽しめるぜんざいや粒あんがおすすめです。 どら焼き、まんじゅうなどの和菓子にも使えます。

価格はどこで確認できますか?

直接のお取引では、ご希望の数量やお届け方法を伺い、 送料を含む合計金額をご注文確定前にご案内します。 メルカリに出品している商品は、各出品ページでご確認ください。

次の収穫分の購入希望を伝えられますか?

はい。 購入希望・お問い合わせのページ からお知らせください。 登録は無料で、購入の義務はありません。 天候や収穫後の品質によって販売数量が変わるため、 商品の確保はお約束できません。 販売できる内容が分かりましたら、改めてご案内します。

なぜ小豆を一粒ずつ手選別するのですか?

色、形、大きさ、表面の傷や色むらなどを一粒ずつ確認し、 私たちの基準に合う豆だけをお届けするためです。 機械選別にも優れた機能がありますが、 当農園では最終的な外観と品質を自分たちの目で確かめることを大切にしています。

参考資料

歴史や品種特性に関する情報源です。 農園自身の栽培経験を示すものではありません。

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